富士山富士宮口では、富士宮市、富士宮市観光協会、表富士宮口登山組合で何度も協議を重ね、富士山富士宮口での安全対策を考えました。
以下、富士山における噴火警戒レベルから今夏に向けた取り組みについて、列記します。
富士山を含めた全国の火山について、気象庁が噴火警戒レベルを5段階に定めています。
現在の富士山の噴火警戒レベルは、レベル1平常【火山活動は静穏。火山活動の状態によって、火口内で火山灰の噴出が見られる(この範囲に入った場合には生命に危険が及ぶ。)】です。
火山活動の状況 | 登山者・入山者への対応 | |
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警戒レベル5 避難 |
居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生、あるいは切迫している状態にある。 | |
警戒レベル4 避難準備 |
居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生すると予想される(可能性が高まってきている)。 | |
警戒レベル3 入山規制 |
居住地域の近くにまで重大な影響を及ぼす(この範囲に入った場合には生命に危険が及ぶ)。 噴火が発生、あるいは発z生すると予想される。 |
登山禁止・入山規制等、危険な地域への立入規制等(状況に応じて規制範囲を判断)。 ※登山者は山室から指示を仰ぎ、五合目まで下山。 |
警戒レベル2 火口周辺規制 |
火口周辺に影響を及ぼす(この範囲に入った場合には生命に危険が及ぶ) 噴火が発生、あるいは発生すると予想される。 |
火口周辺への立入規制等(状況に応じて火口周辺の規制範囲を判断)。 |
警戒レベル1 平常 |
火山活動は静穏。 火山活動の状態によって、火口内で火山灰の噴出等が見られる(この範囲に入った場合には生命に危険が及ぶ)。 |
特になし(状況に応じて火口内への立入規制等) |
さらに詳しくご覧になりたい場合は、気象庁ホームページ「富士山の噴火警戒レベル』をご覧ください。
▼気象庁ホームページ「富士山の噴火警戒レベル」 (PDFファイル)
※お手持ちのパソコンにAdobe Acrobat Readerがインストールされていない場合、下記のバナーからダウンロードして、インストールしてください。
富士山では、噴火警戒レベル3になった段階で、登山禁止となり、危険な地域への立入規制(状況に応じて規制範囲を判断)等が実施されます。
登山している方は、近くの山室の指示に従い、避難してください。
富士山での、噴火警戒レベル3が発令された場合は、以下の方法により登山している皆さんは、情報を得ることが出来ます。
★事前にご準備ください!!
警戒レベル3以上になると、気象庁から緊急速報メールが届きます。
市の防災行政無線については、市のHPから登録が必要です。
詳しくは、富士宮市が提供しているメール配信サービス一覧をご覧ください。
http://www.city.fujinomiya.shizuoka.jp/citizen/llti2b000000lpxr.html
登録用QRコード
・両方とも開山後電波状況の確認が必要なため、今夏確認を実施予定。
・防災ラジオは防災危機管理室において1台3,800円で販売中。
・山室へは、防災危機管理室と協議し、防災ラジオを配布できるか検討中。
※防災無線 市(災害対策本部)、各山室の連絡体制を確保する無線について、県と市が検討中です。
山室緊急用として、ヘルメット、ゴーグル、防塵マスク及び情報伝達のためにハンドマイクを購入し、各合目に配備予定です。
・登山者への啓発チラシに噴火警戒レベルについても列記し、夏山シーズン中に登山者に配布します。
・県と相談し、富士山の噴火を想定した避難訓練を今夏に実施できるよう検討します。